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西郷どん #17「西郷入水」

 大久保さんが、とうとう本領を発揮してきましたねぇ。魔術のような謀略の才能。

 斉彬様は、自分の死に際し、後継者を、自分の息子ではなく、久光様の息子に選びました。まぁ、この混乱の時代。年長で優れた者が上に立つべきと、自分自身がヒー様を担いでやってきたことですからねー。
 ただ実際に口に出して、実行できるかは別の話。
 ですが、さすがは斉彬様。死の床にあってさえ、我が子への情に溺れて、政治的判断を誤るはずもなし。サスガッ!。

 そんなわけで、薩摩は首脳部を刷新し、新たな船出を迎えたわけですが…やっぱり出てきた斉興様(笑)。これまでの改革すべてが、白紙に戻されてしまいます。

 少し、斉興様を弁護させていただくと、本人は、心の底からよかれと思って行動してるわけで。悪意は一切なし。自分こそが、薩摩のために正しく行動してるのだと確信している。
 歴史を既に知っている人間からすると、バカだなーって思うかもしれないけど、それは結果を知ってるからであって、渦中にいる人には分からないよねー。
 世の中で最もタチが悪いのは、正義と悪ではなく、正義と正義とのぶつかり合いだと言われるのは、まさにこのことですね。どちらも自分が正しいと信じてるから、やることが極端になってくる。

 そんなわけで、息子の後ろ盾として働く気満々だった久光様は、完全にコケにされてしまいました(笑)。今まで、散々、久光様をひいきにしてきたくせに、何と手酷い掌返し。今まで、斉彬様へ当てこする為、都合よく利用していただけって、言ってるようなもんだよねぇ。もう隠そうともしねーよ。
 それどころか、オマエに斉彬様の代わりができるか、思い上がるな、周りの者に聞いてみろと、言いたい放題デスワ。
 斉興様、チョット正直過ぎますヨ。本当のことだけど(笑)。

 実は、斉彬様のことを、誰よりも認めていたのは斉興様で、自分では遠く及ばないと理解していたのが久光様だったって感じかなー。このドラマの設定では。
 偉大過ぎる息子や兄を持つと大変だねー(シミジミ)。

 一方、大久保さんが行動を開始。

 まず西郷どんと月照さんを救おうと、例の山田様に会いたいと思い立ちますが、説明するまでもなく、妻の満寿さんが、とっくに察してました。すでに手土産を用意しており、実家に戻って父親にお願いし、取り次いでもらう気満々。
 満寿さんスゲー(驚)。似たもの夫婦というか、二人とも、あまりにも頭がよすぎて、開いた口が塞がらネーヨ。この二人の子孫である麻生さんは、これを見てもうチョット頑張った方がよいと思う(笑)。

 満寿さんの父親を介して、山田様と面会し、助命の嘆願状を託すも、まさかの斉興様乱入でオジャン(涙)。

 しかし、諦めることを知らない大久保さんは、日向送りで殺されようとしてる西郷どんを救うため、久光様に直談判。斉興様から、ボロクソにけなされた久光様は、一人で碁を打ちながら不貞腐れておりました。
 そこでいらぬ無理押しして、逆切れさせてしまい、オジャン(涙)。

 それでも諦めることを知らない大久保さんは、今度は山田様を介して、斉興様に直接目通りさせてもらいます。
 そして今度は、まず斉興様の意見を全面肯定します。その上で、このまま西郷どんを殺せば、彼を慕う者が、斉興様を憎むようになり、最悪、家中が割れて騒乱になりかねないと訴えます。
 こうやって論理立てて説明すると、斉興様はキチンと話を聞いてくれるんだなー。まぁ斉興様だって、別にバカじゃないので。理屈の通った正論なら、意見を尊重してくれるみたいです。

 事を荒立てたくないのは、斉興様も同じ。なので、西郷どんを助ける代わりに、幕府のお尋ね者である、月照様の抹殺を要求します。
 まぁ当然ですな。斉興様にとって、西郷どんを生かしておけば、渦中の騒乱を避けられるというメリットがありますが、月照様を生かしておけば、幕府から目を付けられるデメリットしかない。
 月照様には都合上、絶対、死んでもらわなければならないのです。

 それを、大久保さんはアッサリ受け入れちゃうんだよなー。

 何故なら、大久保さんは大義を絶対見失わないから。捨ててはならないものを守るため、切り捨てることを厭わない。だから、目的のためには、手段を選びません。大久保さんは、たとえ犠牲になるのが自分自身であっても、ためらわない人なのです。
 それゆえ、最後は明治政府を守るため、西郷どんを切り捨て、その恨みを一身に受け、暗殺の犠牲となる結末を、粛々と受け入れるんだよなー。

 そんな大久保さんのガンバリをよそに、実は西郷どん、死ぬ気満々(アーア)。
 とにかく、本心では死にたくて死にたくてしょうがない。あの世へ逝って、斉彬様の元で、永久に仕え続けたいと、本気で思ってるからなー。

 殉死って、人の感情そのものなのですよ。本当に魂の底から慕っている人が死んだら、自分も後を追って死にたくなるってのは、自然な感情なんですよねー。
 なんで、人間の脳がそんな風にプログラムされてるのか知りませんが、人は大切な誰かを失った空虚さに耐えられない時がある。

 そんなわけで、武士じゃない月照様と刺し違えるわけにもいかず、入水自殺に至るのは自然の流れなのかねー。


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