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西郷どん #20「正助の黒い石」

 命懸けで出世する…それが、大久保さんの生き様なんだよねー。何故なら、権力が必要だから。大久保さんは決して手段を択ばない。斉興様に取り入り、続いて、久光様に取り入りましたよ。しかるべき時のために。

 大久保さんは、国父と呼んで、久光様をおだててましたが、実際、そう呼ぶより他になかったよねー。無位無官だもんなー。要するに、朝廷から見たらただの土民。

 これはかなりひどい立場で、この国の身分制度から鑑みれば、いったん薩摩から出てしまえば、公的な場所や会合では人間扱いされない。
 無論、実質的には、薩摩藩を牛耳る偉い存在なのですが、朝廷から位をもらってない人間は、公式と非公式で扱いが全く変わってくる。

 非公式な場では、実力が全てで、ふんぞり返っていられるけど、公式な場では建物内にすら入れてもらえず、顔を上げることも許されず、地べたで土下座して、ひたすらうずくまっていなければならない。喋ることも許されないし、許されたとしても直答できない。

 かといって、薩摩藩内では尊敬されていたかというと、実はそうでもなくて。

 薩摩士族の人の証言が残っています。その人が、家の刀自から教えられたそうです。

 刀自というのは、高齢の御婦人に対する敬称です。実質、その家の最長老の女性を指す場合が多く、要するにお祖母ちゃんのことです。
 家督は当然、息子が継いでおり、対外的に一番偉いのは息子ですが、家の中では刀自が一番偉いです。特に孫の教育に関しては、誰一人として、刀自に逆らうことはできません。
 刀自の一番重要な仕事は、その家の家風を、正しく次世代に伝える事です。

 その人は、刀自から、斉彬様の名を呼ぶときは、順聖公と呼びなさいと、それはキツク躾けられたそうです。刀自自身、順聖公と名を呼ぶときは、背筋をピシッと伸ばし、この世で最も尊い人の名を呼ぶような感じだったそうです。

 逆に、その人が久光様を敬称で呼ぼうとすると、刀自は怒ってやめさせ、三郎サァと呼びなさいと、吐き捨てるように言ったそうです。

 かなり嫌われてたねー、久光様(苦笑)。
 無論、これはたった一人の意見なんで、全藩士が同じだとは思わないけど、主筋の人をこれだけ悪く言うってのは、よっぽどデスナー。

 ゆえに、嫌われ者の久光様に取り入らねばならない、大久保さんが嫌われるのは、もう必然の運命なわけで。それでも、権謀術数の限りを尽くし、人望ではなく陰謀で、まったくいうことを聞かない我儘ばかりの仲間たちを、まとめてゆくんだよなー。

 そりゃもう大変だって。どいつもこいつもバカばっかだし(苦笑)。特に有村俊斎…分かっちゃいたけど、こいつムカつくー(怒)。そして、有馬新七さんは、結構最悪な感じでもうすぐ死にます(涙)。

 桜田門外の変で、井伊さんの花の生涯は終わってしまいますが、薩摩は薩摩でスゲー大変なコトに。
 興奮し切って、イキリ立ったサル同然な、誠忠組連中が脱藩しようとするのを、大久保さんが捨て身で、行くなら自分を殺してからゆけと、身を挺して制止しなきゃならないハメになっちゃってるよ…命が幾つあっても足らんわ(アーア)。

 大久保さんは、策謀の天才だけど、同時に、自分の死を常に覚悟してる人だからなー。西郷どんの助けが必要ですよ。が、実は、西郷どんも大久保さんの言う事を聞かずに、困らせるとゆー(笑)。


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